伊藤欽亮(読み)いとう きんりょう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伊藤欽亮」の解説

伊藤欽亮 いとう-きんりょう

1857-1928 明治-大正時代の新聞人。
安政4年8月4日生まれ。明治15年「時事新報」の創刊とともに記者となり,のち編集を主宰。29年日本銀行にうつり,発行局長,文書局長をつとめる。39年「日本」を買収し社長雑誌ダイヤモンド」を監修した。昭和3年4月28日死去。72歳。長門(ながと)(山口県)出身。慶応義塾卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の伊藤欽亮の言及

【日本】より

…発行部数は日清戦争のころの最盛期でも約2万部と推定される。日露戦争後,経営はいっそう悪化し,1906年に陸羯南から伊藤欽亮に譲渡された。伊藤欽亮が紙面通俗化を図ったのに対し,三宅雪嶺,長谷川如是閑らは抗議して退社,雑誌《日本人》に移った。…

※「伊藤欽亮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android