デジタル大辞泉 「伏せ籠」の意味・読み・例文・類語 ふせ‐ご【伏せ▽籠】 1 香炉や火鉢などの上に逆さに伏せておく籠。上に衣服を掛けて暖めたり、香をたきしめたりする。2 伏せて中に鶏を入れる籠。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「伏せ籠」の意味・読み・例文・類語 ふせ‐ご【伏籠・臥籠】 〘 名詞 〙① 伏せておいてその上に衣服をかける籠。中に香炉を置いて香を衣服に移したり、火鉢などを入れて服を乾かしたり暖めたりするのに用いる。竹または金属でできている。富士籠。伏籠①〈女用訓蒙図彙〉" />伏籠①〈女用訓蒙図彙〉[初出の実例]「雀の子を、犬君が逃がしつる、ふせこの中に籠めたりつるものを」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若紫)② 伏せて中に鶏を入れておく籠。[初出の実例]「お年寄られた親達の介抱頼むと言さして泣く音、伏せ籠(ゴ)の面てぶせ」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)野崎村) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例