佃与次郎(読み)ツクダ ヨジロウ

20世紀日本人名事典 「佃与次郎」の解説

佃 与次郎
ツクダ ヨジロウ

明治・大正期の速記者 佃式速記術創始者。



生年
慶応2年3月(1866年)

没年
昭和6(1931)年2月8日

出生地
上野国館林(群馬県)

旧姓(旧名)
山田

経歴
明治18年上京して若林玵蔵速記術を学ぶ。20年東京日日新聞社(現・毎日新聞社)に入社傍ら、21年女子速記法研究会(のちの佃速記塾)を創設、佃式速記術を広める。23年第1回帝国議会より衆議院速記課に勤務し、間もなく主任となり、大正5年まで務める。また元年より朝日新聞社速記顧問を兼ね、のち東京女子高等学園の講師も務めた。著書に「速記の話」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佃与次郎」の解説

佃与次郎 つくだ-よじろう

1866-1931 明治-大正時代の速記者。
慶応2年3月生まれ。若林玵蔵(かんぞう)に速記術をまなぶ。明治20年東京日日新聞社(現毎日新聞社)に入社。21年女子速記法研究会(のち佃速記塾)を創立,佃式速記術をひろめる。衆議院速記課主任,朝日新聞社速記顧問などをつとめた。昭和6年2月8日死去。66歳。上野(こうずけ)(群馬県)出身旧姓は山田。著作に「速記の話」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android