住吉弘貫(読み)すみよし・ひろつら

朝日日本歴史人物事典 「住吉弘貫」の解説

住吉弘貫

没年:文久3.7.22(1863.9.4)
生年:寛政5(1793)
江戸後期の画家住吉広行次男。兄広尚の没後,住吉家を継ぎ,その7代目となる。名は初め広定,のち弘定,さらに弘貫と改めた。通称も初め外記,のち内記。幕府御用絵師として,弘化1(1844)年の江戸城障壁画をはじめオランダなど外国の国王への贈物用屏風の制作に彩管を揮った。寛永寺護国院に葬られた。<参考文献>大村西崖編『東洋美術大観』5巻

(榊原悟)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「住吉弘貫」の解説

住吉弘貫 すみよし-ひろつら

1793-1863 江戸時代後期の画家。
寛政5年生まれ。住吉広行の次男。住吉派。兄広尚(ひろなお)の死後家督をついで幕府の御用絵師となる。土佐派古典をいかし,紫宸殿(ししんでん)の賢聖障子(けんじょうのしょうじ)をえがく。技巧卓抜なことにより狩野家同様旗本に列された。文久3年7月22日死去。71歳。江戸出身。初名は広定,弘定。通称は内記。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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