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江戸時代に幕府や諸藩に仕えた絵師。幕府には御目見以上の格式をもち,月に6度江戸城本丸大奥の御絵部屋に出仕する狩野4家の奥絵師と,御家人格で出仕義務のない12家の表絵師がおかれた。これらの絵師は御用絵師と総称され,将軍および幕府に必要な絵画を描いた。諸藩にも同様の絵師がおかれた。江戸時代の朝廷絵所絵師,室町幕府の絵師も御用絵師とよぶことがある。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…室町中期から明治初期まで続いた,日本画の最も代表的な流派。15世紀中ごろに室町幕府の御用絵師的な地位についた狩野正信を始祖とする。正信は俗人の専門画家でやまと絵と漢画の両方を手がけ,とくに漢画において時流に即してその内容を平明なものにした。…
※「御用絵師」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」