卓抜(読み)タクバツ

デジタル大辞泉 「卓抜」の意味・読み・例文・類語

たく‐ばつ【卓抜】

[名・形動](スル)他のものをはるかに抜いてすぐれていること。また、そのさま。「卓抜なセンスの持ち主」「卓抜した技量
[類語]卓出卓越卓絶逸出素晴らしい素敵すてき見事みごと立派最高絶妙秀逸結構目覚ましい輝かしいたえなるえも言われぬ上手巧みうまい巧妙老巧達者器用賢い上出来上上物の見事結構尽くめ何より・申し分が無い・言う事無し天晴れナイスワンダフル目の覚めるよう目に染みる冴える水際立つ抜群群を抜く抜きん出る飛び抜けるずば抜ける頭抜ける並外れる人並み外れる度外れ断トツ非凡出色傑出一日いちじつの長素人離れ玄人跣くろうとはだし超人的めぼしい目立つ引き立つ顕著水際立つ著しい際立つ光る目を引く人目を引く人目につく目に立つひときわ主立つとりわけ値千金掛け替えのない群を抜く

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精選版 日本国語大辞典 「卓抜」の意味・読み・例文・類語

たく‐ばつ【卓抜】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 他に抜きん出てすぐれていること。また、そのさま。卓出。卓絶。
    1. [初出の実例]「八月〈略〉二日〈略〉有卓抜詭異者、有静深蕭遠者」(出典:桟雲峡雨日記(1879)〈竹添井井〉下)
    2. 「貴殿は世間並の人とならるべし。卓抜(タクバツ)のところは少しも見えず」(出典:茶話(1915‐30)〈薄田泣菫人相見)

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普及版 字通 「卓抜」の読み・字形・画数・意味

【卓抜】たくばつ

傑出する。〔世説新語政事、注に引く孫統の存誄敍〕(虞)存、幼にして卓拔、風なり。衞軍長(へ)たり。

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