佐々木盛綱(読み)ささき もりつな

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐々木盛綱」の解説

佐々木盛綱 ささき-もりつな

1151-? 平安後期-鎌倉時代の武将
仁平(にんびょう)元年生まれ。佐々木秀義の3男。治承(じしょう)4年の源頼朝の挙兵に参加。備前(岡山県)児島平行盛をやぶるなどの功をたて,伊予(いよ)(愛媛県),越後(えちご)(新潟県)の守護となる。頼朝の死後出家したが,建仁(けんにん)元年の越後城(じょう)氏の反乱鎮圧,元久2年の京都守護平賀朝雅(ともまさ)追討などに功績があった。法名は西念。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の佐々木盛綱の言及

【近江源氏先陣館】より

…大坂の陣に取材した〈大坂軍記物〉中の代表作。時代を鎌倉期に設定し,北条時政(徳川家康に擬した人物)と源頼家(豊臣秀頼)との確執を基本的な対立として,それに宇治の方(淀君),時姫(千姫),佐々木盛綱・高綱兄弟(真田信幸・幸村),三浦之助(木村重成),和田兵衛(後藤又兵衛),片岡造酒之頭(片桐且元)らの動向をからませて複雑な構想を展開させたもの。推理小説的に組み立てられた緻密な筋立ての中に,それぞれに対照的な性格をそなえた人物たちが多数登場させられて次々と意表をついた事件が繰り広げられていくというところに,いかにも半二の作品らしい技巧的な作劇法を見いだすことができる。…

※「佐々木盛綱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む