佐命(読み)さめい

精選版 日本国語大辞典 「佐命」の意味・読み・例文・類語

さ‐めい【佐命】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「佐」は助ける、「命」は天命を受けた天子の位の意 ) 君主を補佐すること。治国の業を助けること。また、その人。
    1. [初出の実例]「謬以凡材、忝膺佐命」(出典本朝文粋(1060頃)四・為入道前太政大臣辞職第四表〈大江匡衡〉)
    2. [その他の文献]〔班固‐西都賦〕

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普及版 字通 「佐命」の読み・字形・画数・意味

【佐命】さめい

天命を受けた天子の王業をたすける。漢・李陵武に答ふる書〕其の餘の命を佐け功を立つるの士、賈誼(かぎ)・(周)亞(あほ)の徒は、皆命世の才を信(のば)し、將相のけるも、小人の讒(ざん)を受け、竝びに敗の辱めを受く。

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