コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

佐州水替人足 さしゅうみずかえにんそく

1件 の用語解説(佐州水替人足の意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

さしゅうみずかえにんそく【佐州水替人足】

江戸幕府が無宿対策の一つとして,逮捕した無宿を佐渡に送り,金銀山の水替労働に使役した制度。1778年(安永7)老中田沼意次の幕閣のもと,元佐渡奉行の提案により,逮捕した悪質の無宿を懲らしめのため佐渡に送ったのが最初である。年齢は20~40歳程度,鉱山の谷間の矢来で囲った136坪余の水替小屋場に収容し,人数は200人前後であった。小遣銭を支給し,原則として無期であるが,改悛の情が顕著であれば放免することもあった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の佐州水替人足の言及

【無宿】より

…無宿には大別して,無宿野非人(のひにん)と呼ばれる乞食,物もらいのような存在と,もうひとつは長脇差を差した浪人体の者や博徒的存在の者があった。無宿人が江戸などの都市およびその近在に多数徘徊し,社会不安を起こすようになったのは18世紀後半の田沼時代からで,幕府は1778年(安永7)無宿人を捕らえて再犯のおそれある者は懲らしめのため佐州水替人足(佐渡金山の水替人足)に使役することを始め,以来数次にわたり長崎,大坂などの無宿を含めて佐渡送りにしている。また1790年(寛政2)には火付盗賊改長谷川平蔵の建議によって,無罪の無宿人に生業を与えて更生させるための施設として江戸佃島に人足寄場(にんそくよせば)を設け,油絞りなどの手業を習役労働させ,身元引受人さえあれば出所を許した。…

※「佐州水替人足」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

佐州水替人足の関連キーワード堺奉行人足寄場無宿買上米小普請金撒兵一つとして無宿牢連歌始め参勤交替(参覲交代)

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone