日本歴史地名大系 「佐潟・御手洗潟」の解説 佐潟・御手洗潟さがた・みたらせがた 新潟県:新潟市旧西蒲原郡地区赤塚村佐潟・御手洗潟佐潟は新潟市の西端赤塚(あかつか)地区の、県道のへりにあり、東西一・五キロ、南北〇・四キロ、面積〇・四三平方キロ、最高深度一メートル。北方は砂丘地となり、古越後湾の残存海跡湖とみられる。潟中央にはオニバスの大群落がみられ、湖面にはハス、ヒメビシ、周辺にはガツボ(マコモ)が群生する。冬季はヒシクイ、コガモなどが多数渡来するが、とくに数百羽を超える白鳥の飛来地として名高い。元暦元年(一一八四)一一月二三日の後白河院庁下文写(国上寺文書)に、弥彦社本地国上(こくじよう)寺(現西蒲原郡分水町)の所領四至の北限に「左潟」とみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by