20世紀日本人名事典 「佐藤助雄」の解説
佐藤 助雄
サトウ スケオ
昭和期の彫刻家 日展監事;日本彫刻会委員長。
- 生年
- 大正8(1919)年4月22日
- 没年
- 昭和62(1987)年10月19日
- 出生地
- 山形市
- 学歴〔年〕
- 千歳高小卒
- 主な受賞名〔年〕
- 文展特選〔昭和18年〕「従軍看護婦」,日展文部大臣賞〔昭和51年〕「地と風」,日本芸術院賞〔昭和55年〕「振向く」
- 経歴
- 寛永の年代から代々続く、仏師の家に生まれた。7代目を継がすつもりでいた父の反対を押し切って上京、後藤良の内弟子になったのが昭和11年、18年応召前に「従軍看護婦」で文展の特選入賞。21年から日展に連続13回入選し、38年審査員。また29年から北村西望氏に師事、塑造を学ぶ。51年「地と風」で日展文部大臣賞、55年春に「振向く」で日本芸術院賞を受賞、独自の作風を確固たるものにした。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報