佐藤左久(読み)サトウ サキュウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「佐藤左久」の解説

佐藤 左久
サトウ サキュウ


職業
箏曲

別名
初名=左京一

生年月日
安政5年

出生地
伊予国松山(愛媛県 松山市)

経歴
5歳の時に失明し、6歳で白勢高実(三代目白勢検校)に入門。山田流箏曲を修めたほか、生田流の曲も学び、長谷幸輝ら生田流の箏曲家たちとたびたび共演した。のち、箏曲の師匠として数多くの門弟を教え、明治34年からは女子大学(日本女子大学)に出講。大正4年大阪出向中に死去。「小夜砧」「佐保姫」などを作曲したほか、箏の手付けにもすぐれた才能を発揮した。

没年月日
大正4年 4月5日 (1915年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「佐藤左久」の解説

佐藤 左久
サトウ サキュウ

明治・大正期の箏曲家



生年
安政5年(1858年)

没年
大正4(1915)年4月5日

出生地
伊予国松山(愛媛県松山市)

別名
初名=左京一

経歴
5歳の時に失明し、6歳で白勢高実(三代目白勢検校)に入門。山田流箏曲を修めたほか、生田流の曲も学び、長谷幸輝ら生田流の箏曲家たちとたびたび共演した。のち、箏曲の師匠として数多くの門弟を教え、明治34年からは女子大学(現・日本女子大学)に出講。大正4年大阪出向中に死去。「小夜砧」「佐保姫」などを作曲したほか、箏の手付けにもすぐれた才能を発揮した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐藤左久」の解説

佐藤左久 さとう-さきゅう

1858-1915 明治-大正時代の箏曲(そうきょく)家。
安政5年生まれ。5歳で失明し,6歳のとき白勢高実に入門し,山田流箏曲とともに生田流系の曲もまなぶ。しばしば長谷幸輝(ながたに-ゆきてる)ら生田流の演奏家とも合奏した。箏の手付け(楽器演奏部分の作曲)にもすぐれていた。大正4年4月5日死去。58歳。伊予(いよ)(愛媛県)出身。初名は左京一。作品に「小夜砧(さよきぬた)」「佐保姫」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android