佐藤左久(読み)さとう さきゅう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐藤左久」の解説

佐藤左久 さとう-さきゅう

1858-1915 明治-大正時代箏曲(そうきょく)家。
安政5年生まれ。5歳で失明し,6歳のとき白勢高実に入門し,山田流箏曲とともに生田流系の曲もまなぶ。しばしば長谷幸輝(ながたに-ゆきてる)ら生田流の演奏家とも合奏した。箏の手付け(楽器演奏部分の作曲)にもすぐれていた。大正4年4月5日死去。58歳。伊予(いよ)(愛媛県)出身。初名は左京一。作品に「小夜砧(さよきぬた)」「佐保姫」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android