佐賀潜(読み)サガ セン

20世紀日本人名事典 「佐賀潜」の解説

佐賀 潜
サガ セン

昭和期の小説家,弁護士



生年
明治42(1909)年3月21日

没年
昭和45(1970)年8月31日

出生地
東京

本名
松下 幸徳(マツシタ ユキノリ)

学歴〔年〕
中央大学法学部卒

主な受賞名〔年〕
江戸川乱歩賞(第8回)〔昭和37年〕「華やかな死体

経歴
昭和15年検事となり、福岡、千葉、東京などの地検検事を務め、21年弁護士を開業、森脇将光事件などを手掛ける。かたわら推理小説を記し、35年「ある疑惑」を刊行、37年「華やかな死体」で江戸川乱歩賞を受賞。推理小説としての事件小説、歴史小説、捕物帳を記し、「黒の記憶」「特捜圏外」「恐喝」「黒幕」「総理大臣秘書」などの作品がある。また「民法入門」「商法入門」などの法律入門書も記し、テレビタレントとしても活躍した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐賀潜」の解説

佐賀潜 さが-せん

1909-1970 昭和時代後期の小説家,弁護士。
明治42年3月21日生まれ。検事から戦後,弁護士となる。昭和37年「華やかな死体」で江戸川乱歩賞。推理小説のほか「民法入門」などを執筆,テレビの法律相談でも活躍した。昭和45年8月31日死去。61歳。東京出身。中央大卒。本名は松下幸徳。
格言など】我が為すこと九十九は無駄なりと思うべし(父の言葉,人生訓)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「佐賀潜」の解説

佐賀 潜 (さが せん)

生年月日:1909年3月21日
昭和時代の小説家;弁護士
1970年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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