20世紀日本人名事典 「佐野隆一」の解説 佐野 隆一サノ リュウイチ 大正・昭和期の実業家 元・鉄興社会長;元・日本ソーダ工業会名誉会長。 生年明治22(1889)年8月1日 没年昭和52(1977)年5月29日 出生地静岡県三島市 学歴〔年〕東京高工応用化学科〔明治43年〕卒 経歴横浜製糖、中村化学研究所、東北電化などで技師、技師長を務めた後、大正14年フェロアロイ製造の鉄興社を設立、代表社員となった。昭和3年株式会社に改組して専務、14年社長となり、わが国最大の総合電気化学メーカーに育成。37年会長。50年同社は東洋曹達工業と合併した。他に伊豆銀行頭取、日本ソーダ工業会名誉会長なども務めた。一方骨董類の収集家としても有名で、41年郷里三島市に佐野美術館を開設、刀剣、能面、古鏡など約1500点を収蔵。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐野隆一」の解説 佐野隆一 さの-りゅういち 1889-1977 大正-昭和時代の実業家。明治22年8月1日生まれ。大正14年鉄興社を設立,社長となり,総合電気化学メーカーに育成する。同社は昭和50年東洋曹達(ソーダ)工業(現東ソー)と合併。骨董(こっとう)の収集でも知られ,41年郷里の静岡県三島市に佐野美術館を開設した。昭和52年5月29日死去。87歳。東京高工(現東京工業大)卒。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by