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体内受精 タイナイジュセイ

大辞林 第三版の解説

たいないじゅせい【体内受精】

雌の体内で行われる受精。陸生の動物で多くみられ、通常交尾による。 → 体外受精

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

体内受精
たいないじゅせい

動物における受精の一様式。体外受精に対する語。受精は元来水中でなくては行われない現象であるので、陸上に生活する動物はそれぞれそのために適応して生殖を行っている。その一つが雌の体内で受精が行われる方法で、そのため精子は交尾という手段で雌の体内に送り込まれる。これが体内受精である。水中生活をする動物では卵や精子を水中に放つものが多いが、なかには、イカ、タコなどのように精子を分泌物に包んで相手の個体に渡したり、交尾を行ったりして体内受精を行い、効率よく受精がおこるようになっているものもある。[木下清一郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の体内受精の言及

【受精】より

…一方,陸生の動物では,厚い殻に包まれた卵を産んだり,真胎生過程を採用して妊娠によって子孫を得るために,受精は雌雄の交尾後,雌の体内で起こる。このような受精様式は体内受精と呼ばれる。水生動物のなかには,体内受精を行うものも少なくない。…

【体外受精】より

…体外受精とは,一般には精子と卵子の合体,すなわち受精がその動物の体外,ふつうにはその動物のすむ水中で行われることをさす。しかし哺乳類など(たとえばヒト)で体外受精という場合には,これらの動物で自然に行われている体内受精internal fertilization,すなわち,雌雄の交尾(男女の性交)によって雌(女性)の体内で行われる体内受精を人為的に生体外の場で行わせること,およびそのような受精を行わせる操作一般をさす。 このような意味での体外受精の研究は,受精卵の発育,代謝など受精・胚発生の機構を明らかにするだけでなく,臨床的には避妊方法の開発や先天性異常の発現予防への土台となり,さらに卵管不妊に対する治療法(試験管ベビー)として実用化されている。…

※「体内受精」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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