併呑(読み)ヘイドン

デジタル大辞泉 「併呑」の意味・読み・例文・類語

へい‐どん【併×呑】

[名](スル)あわせのむこと。他の勢力自分の勢力下に入れること。「小国併呑する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「併呑」の意味・読み・例文・類語

へい‐どん【併呑・并呑】

  1. 〘 名詞 〙 一つにあわせて従えること。他国を平定して、自分の勢力の中へ入れ込むこと。併合
    1. [初出の実例]「就中鎌倉郡者、文治右幕下始構武館、承久義時朝臣并呑天下」(出典建武式目(1336)前文)
    2. 「忽地(たちまち)三省の地を并呑す」(出典:読本椿説弓張月(1807‐11)続)
    3. [その他の文献]〔史記‐始皇本紀〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android