使持節(読み)しじせつ

精選版 日本国語大辞典 「使持節」の意味・読み・例文・類語

しじ‐せつシヂ‥【使持節】

  1. 〘 名詞 〙 天子使者であるというしるしを持って行く使者。使節
    1. [初出の実例]「朝儀大夫、使持節(シヂセツ)台州主簿、上柱国、賜緋魚袋、閭丘胤と申すものでございます」(出典寒山拾得(1916)〈森鴎外〉)
    2. [その他の文献]〔通典‐職官典・州郡上・都督〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の使持節の言及

【将軍】より

… 後漢末の争乱期には再び多くの将軍号が生まれ,それらの将軍を指揮する上級の将軍には節が与えられてその権限を行使した。やがて将軍の格により,使持節,持節,仮節の3種に分かれ,権限に差をつけた。通常の将軍号はしだいに増加し,南朝梁の武帝にいたって125の将軍号を定めこれを24班に分類整理したので,従来の将軍号は明らかに格付けされ,唐代の武散官につながる。…

※「使持節」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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