侘茶湯(読み)わびちゃのゆ

精選版 日本国語大辞典 「侘茶湯」の意味・読み・例文・類語

わび‐ちゃのゆ【侘茶湯】

  1. 〘 名詞 〙 東山時代に流行した書院飾中心とする書院茶の湯に対し、村田珠光以後に流行した、わびの境地を重んずる茶の湯のこと。千利休が強調し、完成したといわれる。また一般に、質素閑寂な茶会の意にも用いる。侘茶(わびちゃ)
    1. [初出の実例]「佗茶湯のすたるべきもとゐ也」(出典:南方録(17C後)棚)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android