侘茶(読み)わびちゃ

山川 日本史小辞典 改訂新版 「侘茶」の解説

侘茶
わびちゃ

不足・不満のなかに安心をみいだそうとする茶の精神。「侘」とは本来心細いこと,辛いことをさす言葉だが,中世隠遁者の間にそうした環境に安住して,質朴自然のなかに生きることを理想とする精神がうまれた。茶道もこの精神をとりいれ,武野紹鴎(じょうおう)は「慎み深く,驕(おご)らぬ様」といい,千利休は名物道具など一つももたず,修行の深い覚悟,茶の工夫をすることが侘だと説く。利休の侘茶の大成とは,それまでなかった草庵小間の茶を工夫・創案したことをいう。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む