不足・不満のなかに安心をみいだそうとする茶の精神。「侘」とは本来心細いこと,辛いことをさす言葉だが,中世隠遁者の間にそうした環境に安住して,質朴自然のなかに生きることを理想とする精神がうまれた。茶道もこの精神をとりいれ,武野紹鴎(じょうおう)は「慎み深く,驕(おご)らぬ様」といい,千利休は名物道具など一つももたず,修行の深い覚悟,茶の工夫をすることが侘だと説く。利休の侘茶の大成とは,それまでなかった草庵の小間の茶を工夫・創案したことをいう。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
[名](スル)1 人から受けた礼・贈り物に対して行為や品物で報いること。また、その行為や品物。「地酒を贈って返礼する」2 仕返しをすること。また、その仕返し。意趣返し。返報。[補説]書名別項。→返礼[...