東山時代(読み)ひがしやまじだい

大辞林 第三版の解説

ひがしやまじだい【東山時代】

文化史上・美術史上の時代区分の一。室町中期、足利義政治世下の約半世紀をいう。鎌倉以来の武家政権が守護大名や富裕な町衆の擡頭たいとうなどで危機に陥り、下剋上の時代を迎えるなかで、東山山荘に逃避した義政を中心に東山文化が生み出された。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ひがしやま‐じだい【東山時代】

日本史(とくに文化史)上の時代区分の一つ。室町幕府の対明貿易を通して唐物(からもの)が大量に輸入される一方で、八代将軍足利義政や有力守護大名の庇護によって同朋衆、禅僧、河原者などを中心に絵画・工芸・茶の湯・築庭・能楽・立花などの文化・芸能が普及して、かつすぐれた作品が数多く制作された時代。狭義には、義政が京都東山山荘に閑居した一五世紀後半をいうが、義政の治世時代の全体をよぶこともある。

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