質素(読み)シッソ

デジタル大辞泉 「質素」の意味・読み・例文・類語

しっ‐そ【質素】

[名・形動]
飾りけがないこと。質朴なこと。また、そのさま。「質素な身なり」
生活などがぜいたくでなく、つつましくて倹約なこと。また、そのさま。「質素に暮らす」
[派生]しっそさ[名]
[類語]つましい簡素地味つづまやかつつましいつつましやか質実清貧プレーン単純純粋シンプル純然純一至純純乎じゅんこ純正純良単一純化素朴純朴朴訥ぼくとつ質朴真率清楚実直実体じってい朴直篤実生一本まじめ生まじめ大まじめ真摯愚直

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精選版 日本国語大辞典 「質素」の意味・読み・例文・類語

しっ‐そ【質素】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. じみで、かざりけがないこと。質朴なこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「三皇五帝の質素の道を学者もあり、夏殷周の文華の道を学者もあるぞ」(出典:足利本論語抄(16C)先進第一一)
    2. [その他の文献]〔呉志‐朱然伝〕
  3. 衣・食・住などの生活ぶりが控えめなこと。ぜいたくや派手さがないこと。おごらないで、つつましやかなこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「居窮━とは囚窮質素(シッソ)に身を置ぞ」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)九)
    2. 「いにしへ公子貴家の質素(シッソ)にして驕奢なき風俗」(出典:集義和書(1676頃)一六)

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普及版 字通 「質素」の読み・字形・画数・意味

【質素】しつそ

つづまやか。〔説苑、反質〕堯、茨(ばうし)(かやぶきのかや)剪(き)らず、椽(さいてん)(き)らず、土階三等、樂しみて身をふるは、其のの少なくして質素の多きを以てなり。

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