俚俗(読み)リゾク

デジタル大辞泉 「俚俗」の意味・読み・例文・類語

り‐ぞく【×俚俗】

[名・形動]田舎びていること。また、そのさま。鄙俗ひぞく
侍女こしもと言葉なんどは頗る―なる言葉にして」〈逍遥小説神髄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「俚俗」の意味・読み・例文・類語

り‐ぞく【俚俗】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 田舎びていること。いやしいこと。また、そのさま。鄙俗
    1. [初出の実例]「俚俗(リゾク)の訛言方語のままを記して、其おかしみを純(もっぱら)にす」(出典滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)二)
    2. [その他の文献]〔五代史‐敬翔伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「俚俗」の読み・字形・画数・意味

【俚俗】りぞく

野卑。〔五代史、敬翔伝〕太素(もと)より書を知らず。の作(な)す皆俚俗の語、太之れを愛す。~補するに軍を以てするも、其の好むに非ず。乃ち以て官と爲す。

字通「俚」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android