野卑(読み)ヤヒ

デジタル大辞泉 「野卑」の意味・読み・例文・類語

や‐ひ【野卑/野×鄙】

[名・形動]言動が下品でいやしいこと。また、そのさま。「―な言葉遣い
[類語]低俗俗悪卑俗下劣通俗俗っぽいくだらないげす下品浅ましいさもしい卑しいはしたないあられもないしどけない下等低級低次元猥雑

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「野卑」の意味・読み・例文・類語

や‐ひ【野卑・野鄙】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 身分地位の低いこと。また、その人。
    1. [初出の実例]「謹和白雲之什、以奏野鄙之歌」(出典万葉集(8C後)五・八一二右詞文)
    2. [その他の文献]〔戦国策‐斉策・宣王〕
  3. ( 形動 ) 下品でいやしいこと。げびていること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「野宿は野卑の処に宿する義ぞ」(出典:四河入海(17C前)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android