信用恐慌(読み)シンヨウキョウコウ

デジタル大辞泉の解説

しんよう‐きょうこう〔‐キヨウクワウ〕【信用恐慌】

金融市場における信用関係が崩壊し、現金に対する需要が銀行に殺到するため、支払い手段としての貨幣の供給が逼迫(ひっぱく)して、新しい信用取引が不可能となること。また、それによって起こる恐慌

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大辞林 第三版の解説

しんようきょうこう【信用恐慌】

信用取引の決済が広範囲に不能となり、信用関係全体が崩壊する恐慌状態。

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世界大百科事典内の信用恐慌の言及

【恐慌】より

…その発生過程では,イギリス綿工業の過剰な資本蓄積が,原料綿花や労賃の騰貴を招いて行き詰まるとともに,投機的な商取引が信用を大規模に利用してすすめられ,やがて貨幣市場の迫(ひつぱく)を介して崩壊が始まるのが常であった。そのさい,投機取引の破綻に始まる商業恐慌commercial crisisと,それに伴う商業手形流通の麻痺,支払不能の連鎖の拡大を伴う信用恐慌credit crisisないし金融恐慌financial crisis,およびそれらを通ずる産業恐慌industrial crisisによる生産の収縮と失業の急増の3面が相互媒介的に進行し,全面的激発性を示すところに,典型的恐慌現象のもうひとつの特徴があった。さらにイギリスの恐慌は,イギリスを中心に編成されていた当時の世界市場編成のなかで,かならず世界市場恐慌として現れ,内外にわたりイギリス産業資本の蓄積条件を再調整する契機となっていた。…

※「信用恐慌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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