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修内司窯(読み)しゅうないしよう(英語表記)Xiu-nei-si-yao

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

修内司窯
しゅうないしよう
Xiu-nei-si-yao

中国,浙江省杭州にあった南宋時代の官窯の一つ。靖康1 (1126) 年の変で新都が杭州に移った際,開封にあった官窯の制を引継いで宮廷内に設けられた窯。宮中で用いる器物を焼き,その監督は修内司 (営繕関係の役所) で行なった。おもに青磁を生産。その製品は中国青磁中最高で,精巧な作風,青緑色の青磁釉の色合いの美しさは他に類をみない。日本で砧青磁 (きぬたせいじ) と称しているもののなかに,修内司窯の製品が多く含まれる。

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世界大百科事典 第2版の解説

しゅうないしよう【修内司窯 Xiū nèi sī yáo】

中国,南宋の都,臨安(浙江省杭州)の郊外の鳳凰山下にあったといわれる窯。《咸淳臨安志》に,〈修内司営,孝仁坊内の石橋頭,万松嶺,鉄治嶺,榷貨務の東に在り〉と記されているが,窯の所在は明らかではない。一般に竜泉窯の砧(きぬた)青磁の上手のものが修内司窯と比定されているが,今日では竜泉大窯の作のものがこのタイプのものと考えられ,修内司窯については否定する見解も多い。【弓場 紀知】

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世界大百科事典内の修内司窯の言及

【官窯】より

…一般に民窯に対するものとしての官窯は,権力者,政府などが管理した陶窯のことで,中国の景徳鎮官窯をはじめ,韓国の広州官窯,日本の鍋島藩窯など,さまざまの性格のものがある。狭義の官窯は,宋時代に宮中の御用品としての青磁を焼いた,いわゆる宋官窯のことで,北宋官窯・汝窯(汝官窯)・南宋官窯(修内司窯・郊壇窯)がこれに当たる。その製品は中国の最もすぐれた青磁として喧伝され,竜泉窯その他でさかんに模倣が行われた。…

※「修内司窯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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