精選版 日本国語大辞典 「傘苔」の意味・読み・例文・類語 かさ‐のり【傘苔】 〘 名詞 〙 緑藻類、カサノリ科の海藻。暖海の沿岸に叢生する。日本には九種類ある。高さ三~五センチメートルの石灰質で覆われた細い一本の茎軸を持ち、その頂上にからかさを開いたような径一センチメートル以内の鮮緑色の小円盤をつける。冬から初夏に繁茂し、遺伝学上の実験材料として用いられる。狭義のカサノリは、南西諸島の潮だまりに群生する。傘は径約一センチメートルで、上部の色は鮮緑色。体は高さ四~六センチメートルになる。 からかさ‐ごけ【傘苔】 〘 名詞 〙 植物「おおかさごけ(大傘苔)」の異名。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例