兆域(読み)ちょういき

精選版 日本国語大辞典 「兆域」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐いきテウヰキ【兆域】

  1. 〘 名詞 〙 墓のある区域。はかば。墓地墓所
    1. [初出の実例]「兆域内。不葬埋及耕牧樵採」(出典令義解(718)喪葬)
    2. [その他の文献]〔周礼‐春官・冢人〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「兆域」の読み・字形・画数・意味

【兆域】ちよういき(てうゐき)

墓地。墓域。〔周礼春官冢人の地を掌る。其の兆域を辨(わか)ちて、之れが圖(地図)を爲(つく)る。先王は中に居り、昭穆を以て左右と爲す。

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世界大百科事典(旧版)内の兆域の言及

【墳墓】より

…エジプトのピラミッドは,墳丘として特例である。墳丘のまわりに周濠や周庭,塀をめぐらして兆域(ちよういき)を画することもある。 墓室を地下に設け,地上に墳丘を築く場合(マケドニアのフィリッポス王のものと推定される墓,唐の永泰公主墓,新羅の王墓),地表またはそれよりやや低くして墓室を設け,その上に墳丘を築く場合(ヨーロッパ新石器時代~鉄器時代,日本の古墳時代の横穴式石室)もある。…

※「兆域」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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