先口(読み)センクチ

精選版 日本国語大辞典 「先口」の意味・読み・例文・類語

せん‐くち【先口】

  1. 〘 名詞 〙 順番が先であること。それより先に申しこんだり約束したりしたもの。
    1. [初出の実例]「お前さまが先口(センクチ)ゆゑ、御挨拶を聞き切って来いと申しましたが」(出典:歌舞伎・夢結蝶鳥追(雪駄直)(1856)序幕)
    2. 「先口(センクチ)だから、もし少し此方を贔屓にしたら好からうと思ふ位であった」(出典:坑夫(1908)〈夏目漱石〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む