先箱(読み)サキバコ

精選版 日本国語大辞典 「先箱」の意味・読み・例文・類語

さき‐ばこ【先箱】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「さきはさみばこ(先挟箱)」の略 ) 江戸時代、将軍家諸大名などの行列で、正服を入れて、その先頭にかついで行かせた挟箱(はさみばこ)一対で、家格により箱の覆革(おおいかわ)に金の定紋をつけたので、俗に金紋先箱ともいう。先挟箱。⇔後箱(あとばこ)
    1. 先箱〈大和耕作絵抄〉
      先箱〈大和耕作絵抄〉
    2. [初出の実例]「御大名の先箱(サキバコ)へ突懸って見ても」(出典滑稽本・古朽木(1780)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む