先行投資(読み)せんこうとうし(英語表記)leading investment

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

先行投資
せんこうとうし
leading investment

直接に生産を図る前に、準備段階として先行して行われる投資のこと。経済開発を行うとき、生産活動の基盤となる道路・港湾設備・通信網など、いわゆる社会資本をまず整備する必要がある場合が多い。これらを形成する投資が先行投資であり、アメリカの経済学者A・O・ハーシュマンが発展途上国開発に関して強調したものであるが、わが国では、地方団体が公共施設をつくるための用地取得を先行投資と表現するなど、かなり広義に用いられている。[一杉哲也]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉の解説

せんこう‐とうし〔センカウ‐〕【先行投資】

現時点では直接の利益に結びつかないが、今後の増益や新展開が期待できるとして行われる投資。「新市場開拓のための先行投資
(比喩的に)今は不要だが、将来役に立つであろう物事に金銭や労力を使うこと。「防災への先行投資」「自分への先行投資として英語を学ぶ」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

アポ電詐欺

《「アポ」は「アポイントメント」の略》電話を使用した振り込め詐欺の一。身内の者になりすまして電話番号が変わったと伝え、再度電話して金銭を要求したり、役所の担当者や銀行員などになりすまして電話をかけ、後...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

先行投資の関連情報