精選版 日本国語大辞典「増益」の解説
ぞう‐えき【増益】
〘名〙
① まし加えること。また、まし加わること。増加。
※三代格‐一二・延暦四年(785)六月二四日「右頃年之間、不課増益、課丁損減」
※経済小学(1867)上「財本なければ産物を増益するの術なく」 〔金史‐太宗紀賛〕
② 利潤のますこと。利益がふえること。
③ ⇒ぞうやく(増益)
ぞう‐やく【増益】
〘名〙 (「やく」は「益」の呉音) 仏語。増しふやすこと。密教でいう増益法のこと。または祈りの効果として得られる繁栄、成長。
※性霊集‐二(835頃)大唐青龍寺故三朝国師碑「其験同レ在レ掌。皇帝皇后、崇二其増益一」 〔文明本節用集(室町中)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報