光学的記憶装置(読み)こうがくてききおくそうち(その他表記)optical memory device

改訂新版 世界大百科事典 「光学的記憶装置」の意味・わかりやすい解説

光学的記憶装置 (こうがくてききおくそうち)
optical memory device

情報の書込み,読出し課程のどちらかもしくは双方に光学的手法を使用する記憶装置光メモリーともいう。広く解釈すれば記録文書,絵画,写真なども光学的記憶物といえる。マイクロフィッシュなどの写真技術を利用したメモリー装置も一部で使用されている。印刷・写真技術などから推測されるように情報記録密度が高く保存性がよいことが特徴である。とくにレーザー光を利用できるようになってからは,強い光を1μm程度の小さいスポットに集中できるようになり情報蓄積密度は飛躍的に向上し,107ビット/cm2以上のものもある。画像,音声などのアナログ情報も信号品質上から現在ではディジタル化して記憶されるものが多い。記録媒体面上の数μm2程度の微小記憶セルの屈折率透過率反射率などの変化として記憶されている情報を,光で時系列的に読み出す固定記憶形のビデオディスクディジタルオーディオディスクが実用化されている。反射率変化形のディスクは記録媒体がプラスチック円盤に金属薄膜を蒸着したもので,円盤をプレス,またはインジェクションするときに一括して情報が書き込まれるので量産向きであり,かつ表面の傷やほこりは集光される前にあるのであまり影響されない利点をもつ。また蓄積密度が一桁大きい点が磁気記録に比較して優れた点である。アーカイバルメモリーなど計算機用ディジタル記憶装置としての用途も広いと期待されているが,情報の書換えができないのが最大の欠点である。このため可逆感光材料を使用したものや磁性膜の磁化方向をカー効果を利用して読み出す生きた光学的記憶装置の研究が盛んである。またホログラムを利用したものも研究されている。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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