デジタル大辞泉 「光彩陸離」の意味・読み・例文・類語 こうさい‐りくり〔クワウサイ‐〕【光彩陸離】 [ト・タル][文][形動タリ]1 光が入り乱れて、美しくきらめくさま。「此女の帯は…―たる矢鱈やたらに奇麗なものだ」〈漱石・趣味の遺伝〉2 物事が、他を圧してすばらしいさま。「光彩陸離たる作品」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「光彩陸離」の意味・読み・例文・類語 こうさい‐りくりクヮウサイ‥【光彩陸離】 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 光彩が乱れちらばるさま。美しくきらめくさま。[初出の実例]「油絵に於て〈略〉其光彩陸離偶々凡眼を眩着すべきも」(出典:美術真説(1882)〈フェノロサ〉)「火の海、光の空、光彩陸離(クヮウサイリクリ)として」(出典:東京年中行事(1911)〈若月紫蘭〉八月暦) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
四字熟語を知る辞典 「光彩陸離」の解説 光彩陸離 はなやかな彩りが光を受けて、美しくきらめく様子。 [活用] ―たる・―として。 [使用例] 光彩陸離たるやたらに奇麗なものだ[夏目漱石*趣味の遺伝|1906] [使用例] 「二十の扉」のレギュラー、トビラの宮田としての名は、その看板をいやが上にも光彩陸離たるものにしたことは[徳川夢声*いろは交友録|1953] [解説] 「陸離」は光がとびはねるように入り乱れて輝く様子。 出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報