精選版 日本国語大辞典 「光浄院」の意味・読み・例文・類語 こうじょう‐いんクヮウジャウヰン【光浄院】 滋賀県大津市にある園城(おんじょう)寺の塔頭(たっちゅう)。嘉吉年間(一四四一‐四四)瀬田城主山岡景広の創建。慶長六年(一六〇一)再建。客殿は寝殿造りと書院造りとを合わせたもので国宝。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「光浄院」の意味・わかりやすい解説 光浄院こうじょういん 滋賀県大津市にある園城寺の子院の一つ。客殿は慶長6 (1601) 年の再建で国宝。正面軒唐破風のついた車寄部分や中門など,寝殿造の名残をとどめる主殿造の典型。部屋は2列に並び,各室とも畳を敷きつめ,上座の間に床,棚,帳台構を設け,上段には床,付書院が設けられている。桃山時代の上層住宅の形式を示すものと考えられる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の光浄院の言及 【園城寺】より …内部は広縁に面して狩野光信筆と伝える金碧障屛画で飾られた広間,上段間があり,桃山時代の代表的な客殿建築である。光浄院客殿(国宝)も1601年の建築で,広縁回りの扱いがいっそう洗練されている。また縁先の山水庭園は小規模ながら保存がよく名勝に指定されている。… ※「光浄院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by