光被(読み)コウヒ

デジタル大辞泉 「光被」の意味・読み・例文・類語

こう‐ひ〔クワウ‐〕【光被】

光が広く行きわたること。また、君徳などが広く世の中に行きわたること。
開明辺陬に、一日も早く―せんことを論ぜられたり」〈岡部啓五郎・開化評林〉

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精選版 日本国語大辞典 「光被」の意味・読み・例文・類語

こう‐ひクヮウ‥【光被】

  1. 〘 名詞 〙 光がひろくおおうこと。また、君徳、恩沢などがひろくゆきわたること。
    1. [初出の実例]「四時と其序をあはせ、鬼神と其吉凶を合せ、四表に光被(クヮウヒ)上下に格る」(出典翁問答(1650)下)
    2. [その他の文献]〔書経‐堯典〕

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普及版 字通 「光被」の読み・字形・画数・意味

【光被】こう(くわう)ひ

ひろく及ぶ。〔書、尭典〕允(まこと)に恭しくして克(よ)く讓る。四表に光被し、上下(しやうか)に格(いた)る。

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