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ひかり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


ひかり

千葉県北東部,横芝光町北・東部の旧町域。九十九里平野の中部に位置し,九十九里浜に注ぐ栗山川下流左岸を占める。 1954年東陽村,南条村,日吉村,白浜村の4村が合体して光町が成立。 2006年横芝町と合体して横芝光町となった。米作やトマト,スイカなどの園芸農業,養豚が行なわれる。虫生 (むしょう) にある真言宗の広済寺で毎年演じられる鬼舞鬼来迎 (きらいごう) は国指定の重要無形民俗文化財。太平洋に面する海岸部は九十九里県立自然公園に属する。


ひかり
light

もともとは人間の眼を刺激して視覚を与えるものをいう。現代物理では,光が電磁波としての性質をもつことから,紫外線赤外線のように眼に見えない波長の電磁波まで含めて光ということが多く,眼に見える範囲の波長がおよそ 700nmの赤色から 400nmの紫色までの光を特に可視光線と呼ぶこともある。また,短波長のX線γ線などを含めて光と呼ぶことがある。光の本質に関しては,19世紀初め頃に光の干渉回折,かたより (→偏光 ) などの現象から波動説 (→光の波動説 ) が唱えられた。さらにジェームズ・クラーク・マクスウェルにより,光は電波と同じ性質をもつ電磁波の一種であることが提唱された。一方,マックス・プランク黒体放射の理論や,光電効果などから光の粒子的性格も明らかにされた (→光の粒子説 ) 。光の粒子は光子または光量子と呼ばれる。その後発展した量子力学によって光の波動性と粒子性とが統一的に説明されるにいたった。波長からみれば,電磁放射は波長 3×10-7 nmのγ線から数百万 kmで測定される長い電波まで,非常に広い帯域にわたって生じる。真空中の光の速度は基本的な物理定数であり,その値は 2.99792458×108m/s である。

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デジタル大辞泉の解説

こう【光】[漢字項目]

[音]コウ(クヮウ)(呉)(漢) [訓]ひかる ひかり
学習漢字]2年
〈コウ〉
ひかる。ひかり。「光輝光線光明眼光月光後光採光閃光(せんこう)電光日光発光夜光
けしき。「光景観光風光
月日。時間。「光陰消光
ほまれ。名誉。「光栄栄光
相手の行為に尊敬を示す語。「光来光臨
尽きる。すっかり無くなる。「三光政策」
〈ひかり(びかり)〉「稲光七光
[名のり]あき・あきら・あり・かぬ・かね・さかえ・てる・ひこ・ひろ・ひろし・みつ・みつる
[難読]竹光(たけみつ)

ひかり【光】

目に明るさを感じさせるもの。太陽・星・電球などの発光体から出る光線。主に可視光線をさすが、普通は赤外線から紫外線までの電磁波をいい、真空中での進行速度は1秒間に約30万キロメートル。「電灯の」「を発する」
心に希望や光明などを起こさせる物事。「前途にを見いだす」「オリンピックの金メダルは国民に希望のを与えた」
威力・勢力のある者の、盛んな徳や勢い。威光。「親のは七光(ななひかり)」
目の輝き。「目のが違う」
視力。「事故で両眼のを失った」
光物(ひかりもの)4」の略。
色・つやなどの輝くほどの美しさ。
「―もなく黒き掻練の」〈・初音〉
容貌・容姿のまばゆいばかりの美しさ。
「昔の御かげ、さやかにうつしとどめたる御―を」〈有明の別・三〉
はえあること。見ばえのすること。
「かうやうの折にも、先づこの君を―にし給へれば」〈・花宴〉
[補説]書名別項。→

ひかり【光】[地名]

山口県南東部、周防灘(すおうなだ)に面する市。製薬・鉄鋼などの工業が盛ん。もと海軍工廠(こうしょう)があった。人口5.3万(2010)。

ひかり[列車]

東海道山陽新幹線で運行されている特別急行列車の愛称。昭和39年(1964)の東海道新幹線の開業とともに運行を開始。山陽新幹線の延伸に伴い、博多まで運行されるようになった。当初は緩行列車の「こだま」より停車駅を減らして所要時間を短縮していたが、「のぞみ」の運行開始に伴い停車駅を増やした。東京・岡山間と新大阪・博多間を結ぶが、東京・博多直通はない。
第二次大戦前に、朝鮮半島釜山駅と満州国ハルビン駅を結んだ急行列車。朝鮮半島区間を朝鮮総督府鉄道が、満州国区間を南満州鉄道が運営した。

ひかり【光】[書名]

日野啓三の近未来SF小説。平成7年(1995)刊行。第47回読売文学賞(小説賞)受賞。

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百科事典マイペディアの解説

光【ひかり】

1905年山口孤剣西川光二郎らが創刊した半月刊雑誌。のち旬刊。社会主義陣営内の対立で解散した平民社の流れをくみ,キリスト教社会主義者が出した《新紀元》に対した。
→関連項目新紀元直言

光【ひかり】

狭義には目に見える波長約810nm〜380nmの電磁波(可視光線)をいうが,もっと広く赤外線・紫外線・X線・γ線も含めることもある。真空中を光速度で伝わり,直進・反射・屈折など幾何光学的現象,干渉・回折・偏光など波動的現象を起こす。
→関連項目光学

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デジタル大辞泉プラスの解説

1928年公開の日本映画。監督・原作:内田吐夢、脚色:山本嘉次郎、撮影:松沢又男。出演:島耕二滝花久子、三桝豊、見明凡太郎ほか。

日本のポピュラー音楽。歌は女性シンガーソングライター、宇多田ヒカル。2002年発売。ゲームソフト「キングダムハーツ」の主題歌に起用。第17回日本ゴールドディスク大賞ソング・オブ・ザ・イヤー受賞。

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世界大百科事典 第2版の解説

ひかり【光 light】

電磁波の一種。狭義には目に見える電磁波,すなわち可視光を意味する。電磁波は波長(とくに真空中の波長)や振動数によって分類されるが,可視光は約810nmから380nmまでの波長範囲,振動数でいえば4×1014~8×1014Hz程度の電磁波であり,この範囲で波長が短くなるに従い,赤,だいだい,黄,緑,青,あい,紫の順に色がついて見える(ただし,目に見える波長範囲や色の感覚は観測者によって個人差がある)。

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大辞林 第三版の解説

ひかり【光】

〔動詞「光る」の連用形から〕
目に明るい感じを起こさせるもの。物理的には光は電磁波で、普通目に感じる可視光線をさす。さらにそれに赤外線・紫外線を加えていうこともある。空間中を直進し、また反射・屈折する。速さは真空中で一秒間に約30万キロメートル。 「強い-を放って燃える」
明るさを感じる目の力。視力。 「交通事故で-を失う」
目の輝き。また、視線。
人の心を明るくはればれとさせることやもの。光明。希望。 「人生の-を失う」 「前途に-を見いだす」
人に尊敬の念を起こさせるもの。他を威圧するような勢い。威光。 「親の-は七光ななひかり」 「輝かしい生涯に一層の-をそえる」 「今なむ阿弥陀仏の御-も、心清く待たれ侍るべき/源氏 夕顔
輝くばかりの美しさ。特に、容貌・容姿の美しさ。 「この御-を見たてまつるあたりは/源氏 夕顔
光栄。はえあるもの。名誉。 「世間の-にておはします殿の/大鏡 道長
物事の威力。特に、金銭の威力。金銭。 「夕日影朝顔の咲くその下に六千両の-残して/浮世草子・一代男 8

ひかり【光】

山口県南東部、周防灘に面する市。島田川下流に位置し、室積湾は古くからの良港。旧光海軍工廠跡地に鉄鋼・薬品などの工業が進出して発展。

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世界大百科事典内のの言及

【運動量】より

…全運動量pApBを考えるとき,お互いに及ぼしあっている力は,作用と反作用として打ち消しあい,その時間変化を引き起こさないからである。 質量をもつ粒子の運動量は上のように定義されるが,質量をもたない電磁場,具体的には光も運動量をもつことが知られている。実際,振動数νの光がその進行方向にhν/c(hはプランク定数,cは光速)の運動量をもつことは,光と電子の衝突(光のコンプトン散乱)での運動量の保存を通じて確かめられている。…

【エネルギー】より

…この場のエネルギーについても,全空間で考えると〈電磁場に蓄えられた全エネルギーの減少率〉=〈仕事や熱などで消費される電力〉というエネルギー保存則が成り立つ。
[光のエネルギー]
 光は電磁波であり,電磁波というのは電場・磁場の振動している状態だから,光のエネルギーというのも電磁場のエネルギーである。電磁気学によれば光の電場の振幅をE0とすると,光の定常波が立った状態での電磁場のエネルギー密度(の時間平均)は1/2ε0E02となる。…

【コンプトン効果】より

…原子に束縛された電子でも,原子の外側にあるものについては束縛の影響はほとんど現れないので,同様にこの効果が観測される。1921年にA.H.コンプトンが実験により発見し,24年の末までには光が量子からなるという見方に対する最初の確固たる実験的証拠として受け入れられるようになった。それまで光量子(光子,フォトンともいう)は,A.アインシュタインが1905年に唱えた発見法的な見方としてのみ見られ,光電効果の精密実験も,X線の振動数と電子のエネルギーの関係を与えるアインシュタインの公式の証明として受け入れられこそすれ,物理学者の関心を光子に向けるにはいたらなかった。…

【照明説】より

…とくに新プラトン主義の伝統において主張された認識論上の原理。プラトン以前にもピタゴラスとパルメニデスの哲学では,真理はそれ自体で存在し,永遠不滅で美と調和と論理的透明さをもつものとされ,これの認識は霊魂が感覚の混雑を離れて純一となり,光の世界に昇ったときに初めて起こるとされた。この考えはプラトンのイデア説とプロティノスのヌース(知性)説に生かされ,霊魂の純化と上昇の道を教えるとともに,霊魂が想起によって自己のうちに真理を見いだすことも説かれた。…

【バロック美術】より

…以上のように,バロックは今日,様式概念,普通概念および時代概念の3通りの用い方をされている。
【様式上の特質】
 18世紀末の批評家が〈ビザール〉と定義した,1630年代に最盛期にあったバロック美術の様式上の特質は,建築における曲面と流動的空間,彫刻における人体のダイナミズムの極限的表現,絵画における光と色彩と対角線構図の強調,さらに,建築,彫刻,絵画等のすべてのジャンルを融合させた統一的な演劇的空間の創造などであった。ウェルフリンは,これらを〈絵画的〉〈深奥的〉〈不明瞭〉〈開放的〉〈統一的〉なビジョンと定義した。…

【光の形而上学】より

…光の観念は古来さまざまな哲学的宗教的思索に大きな影響をおよぼしてきた。世界に充満する光,それが単に比喩的に使用されるだけでなく,世界そのものを成立させる根源的存在の自己開示の場とかかわる表現となるとき,〈光の形而上学〉が成立する。…

【明暗法】より

…暗部(陰影部)と明部のコントラストによって,物体の立体感と画面内の空間の雰囲気を描出する。イタリア語そのままにキアロスクーロchiaroscuro(〈明・暗〉または〈光・影〉の意)ともいう。 アルベルティは《絵画論》の中で,光(明)は白,影(暗)は黒で表され,もっともすぐれた画家は白と黒で現実感を出せると述べ,古代ギリシアのニキアスとゼウクシスをその創始者とした。…

※「光」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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