克己復礼(読み)コッキフクレイ

大辞林 第三版の解説

こっきふくれい【克己復礼】

〔論語 顔淵
自分の欲望をおさえて、礼儀にかなった行動をとること。

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精選版 日本国語大辞典の解説

こっき‐ふくれい コクキ‥【克己復礼】

〘名〙 (「論語‐顔淵」の「顔淵問仁、子曰、克己復礼為仁」から出た語) 過度の自己主張を抑制し、礼儀にのっとるようにすること。
※談義本・世間万病回春(1771)三「克己(コッキフクレイ)とはおのれに克て礼にかへれといふ事也」

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世界大百科事典内の克己復礼の言及

【克己】より

…儒教の修養法。《論語》顔淵篇に〈子(し)曰(いわく),克己復礼を仁となす〉とあるのにもとづく。〈克己復礼〉は古い訓では,わが身をつつしんで礼をふみ行う,と訓(よ)むが,南宋の朱熹(しゆき)は,〈己〉を私欲(エゴイズム)とし〈礼〉を天理(本来的に人に備わる道徳性)が美的に分節されたものとし,私欲を克服して天理に復帰すること,と解釈する。…

【仁】より

…家族愛や愛国心は必ずしも人類愛と相いれるものではないことからの批判である。 また孔子は人間が社会的存在であるとの認識と相まって,〈克己復礼〉すなわち己のわがままにうちかって,社会的規範たる礼に従うことが仁だとも説く。性善説を唱える孟子は墨子の兼愛を自己の親と他人の親とを区別しない〈禽獣の愛〉と攻撃しつつ,孔子の仁説を発展させる。…

※「克己復礼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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