…淇園は郡山藩の重臣であって,その20巻余の自筆本を,大坂の木村蒹葭堂(けんかどう)が1796年(寛政8)に入手し,これを桃花園中山某が校訂し《雲萍雑志》と題し,江戸の書肆が請いもとめて刊行したもの。しかし,作者については桃花園や出版に関係した山崎美成などが淇園に仮託した偽作である,という説もある。平明な和漢混交文をもって記され,著者が日ごろ見聞した志士仁人の言行を,儒教的態度をもって批判的に録している。…
…1825年(文政8)成立。同年,滝沢解,山崎美成を主導者として,屋代弘賢,関思亮,西原好和ら計12名の好事家によって,江戸の巷説奇聞,諸国の奇談珍説を持ち寄る〈兎園会〉と称する寄合いが持たれた。その全記録総計300話に近い奇談が,提供者の名をいちいち記して書きとめられている。…
※「山崎美成」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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