兎園会(読み)トエンカイ

デジタル大辞泉 「兎園会」の意味・読み・例文・類語

とえん‐かい〔トヱンクワイ〕【兎園会】

文政8年(1825)曲亭馬琴らが発起人となり、好事家が集まって結成した会。見聞を広めるため、珍説奇談などを持ち寄って話し合った。→兎園小説

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精選版 日本国語大辞典 「兎園会」の意味・読み・例文・類語

とえん‐かいトヱンクヮイ【兎園会】

  1. 文政八年(一八二五滝沢馬琴と山崎美成らが発起人となり、屋代弘賢、桑山修理ら一二人の好事家が集まって組織した会。見聞をひろめる目的で、世上の珍談奇談を持ち寄った。この会の記録を「兎園小説」という。

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