児童労働(読み)ジドウロウドウ

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

児童労働

国際労働機関(ILO)が2010年に発表した推計によると、児童労働に従事する5歳から17歳の数は2億1500万人。世界の子どもの7人に1人にあたる。ILOは6月12日を「児童労働反対世界デー」と定め、世界各地で啓発活動を展開している。

(2013-08-19 朝日新聞 朝刊 生活1)

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百科事典マイペディアの解説

児童労働【じどうろうどう】

工場に働く児童は産業革命期には女子労働者とともに激しい搾取の対象となったが,その後工場法の制定などにより次第に法的保護が加えられるようになった。現在日本の労働基準法では原則として15歳未満の者の労働者としての使用を禁じている。ただし例外として,非工業的事業では児童の健康と福祉に有害ではなく軽微な労働については,所轄の労働基準監督署の許可を受けた場合に限り満12歳以上の児童の修学時間外労働を認めている。また映画,演劇では満12歳未満の児童の使用が認められる。→年少労働
→関連項目ILO女子労働

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大辞林 第三版の解説

じどうろうどう【児童労働】

児童による労働。労働基準法は特定の場合を除き原則的に満一五歳未満の児童の使用を禁ずる。

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世界大百科事典内の児童労働の言及

【休日】より


[制度化の契機は工場法]
 休日は日々の非労働時間=〈自由時間〉における休養にもかかわらず,蓄積される疲労の回復や,一定量のまとまった時間を要求する余暇行動充足の機能を果たすが,産業革命期の終りにほぼ各国で成立する工場法は,日曜休みの週休制が資本主義制度のもとで確認され制度化される契機となった。世界史上最初の有効な工場法であるイギリスの1833年法が,繊維産業の児童労働を一日12時間週69時間と規制したのも,日曜休日と土曜早帰りの慣習を社会的標率として制度化したものにほかならない。労働時間短縮運動は,1日当り12→10→9時間と,規制の水準を逐次高めていくが,19世紀後半から20世紀初めにかけて盛んになった〈8時間〉運動は週休制を当然の前提とする週48時間要求運動でもあった。…

※「児童労働」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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