児童労働(読み)ジドウロウドウ

  • じどうろうどう ‥ラウドウ
  • じどうろうどう〔ラウドウ〕

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

働けるのは義務教育を終えた原則15歳以上とする国際基準が守られず、児童が働かされていること。国際労働機関(ILO)によると、世界には1億5200万人おり、47%はアフリカ、41%はアジア・太平洋で起きている。SDGsは目標8のターゲット7で、2025年までに児童労働をなくすことを目指している。貧困が1%増えると児童労働が0.7%増えるという試算もあり、コロナ禍の影響で状況が悪化することが懸念されている。

(2020-07-30 朝日新聞 朝刊 東特集A)

出典 朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について 情報

百科事典マイペディアの解説

工場に働く児童は産業革命期には女子労働者とともに激しい搾取の対象となったが,その後工場法の制定などにより次第に法的保護が加えられるようになった。現在日本の労働基準法では原則として15歳未満の者の労働者としての使用を禁じている。ただし例外として,非工業的事業では児童の健康と福祉に有害ではなく軽微な労働については,所轄労働基準監督署の許可を受けた場合に限り満12歳以上の児童の修学時間外労働を認めている。また映画,演劇では満12歳未満の児童の使用が認められる。→年少労働
→関連項目ILO女子労働

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 児童による労働。労働基準法は満一五歳未満の児童の就労を原則的に禁止している。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の児童労働の言及

【休日】より


[制度化の契機は工場法]
 休日は日々の非労働時間=〈自由時間〉における休養にもかかわらず,蓄積される疲労の回復や,一定量のまとまった時間を要求する余暇行動充足の機能を果たすが,産業革命期の終りにほぼ各国で成立する工場法は,日曜休みの週休制が資本主義制度のもとで確認され制度化される契機となった。世界史上最初の有効な工場法であるイギリスの1833年法が,繊維産業の児童労働を一日12時間週69時間と規制したのも,日曜休日と土曜早帰りの慣習を社会的標率として制度化したものにほかならない。労働時間短縮運動は,1日当り12→10→9時間と,規制の水準を逐次高めていくが,19世紀後半から20世紀初めにかけて盛んになった〈8時間〉運動は週休制を当然の前提とする週48時間要求運動でもあった。…

※「児童労働」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

マラドーナ

[生]1960.10.30. ブエノスアイレスアルゼンチンのサッカー選手。アルゼンチンリーグ 1部に史上最年少の 15歳でデビュー。代表チームにも 16歳4ヵ月の最年少デビューを果たした。1979年,...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

児童労働の関連情報