兜虫(読み)カブトムシ

デジタル大辞泉 「兜虫」の意味・読み・例文・類語

かぶと‐むし【×兜虫/甲虫】

コガネムシ科の昆虫体長4~5センチ。体は黒褐色でつやがあり、雄は頭に角をもつ。主に夜活動し、クヌギサイカチなどの樹液を吸う。腐葉土中に産卵し、幼虫越冬ののち、7月ごろ成虫となる。北海道南部から九州まで分布さいかちむし。 夏》「ひっぱれる糸まっすぐや―/素十

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精選版 日本国語大辞典 「兜虫」の意味・読み・例文・類語

かぶと‐むし【兜虫・甲虫】

  1. 〘 名詞 〙 コガネムシ科の甲虫。体長約五センチメートル。形は長円形でよくふくらみ、体色は黒褐色で光沢を帯びる。雄の頭上には、先端が二またになったY字形の長い角がある。雌はやや小さく、角はない。三対のあしは強大で、歯状の突起がついている。幼虫は乳白色の円筒形で、堆肥(たいひ)や朽ち木にすむ。成虫は夏に現われ、サイカチ、クヌギの樹液を吸う。角の形が兜の前立に似るところからこの名がある。本州以南に分布。さいかち虫。《 季語・夏 》 〔延宝八年合類節用集(1680)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「兜虫」の解説

兜虫 (カブトムシ)

学名Allomyrina dichotoma
動物。コガネムシ科の昆虫

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