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全天カメラ ぜんてんカメラcloud camera

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

全天カメラ
ぜんてんカメラ
cloud camera

画角 180°の超広角レンズをつけ,半球状視野が撮影できるカメラ。主として気象観測に使われ,全天の雲状などを一度に写すことから全天カメラと呼ぶ。1924年イギリスのロビン・ヒル設計によるロンドンの R&Jベック製作「ヒルの雲カメラ」は,約 14.5cm×14.5cm,高さ 4.3cmの正方形,平箱型カメラで画角 180°,f16のレンズがつき,シャッターはなく,直径約 7.5cmの円形画面が写る。交換レンズだけのものにドイツのゲルツ社製のハイペルゴンがあり,周辺光量を調整する特異な回転星型シャッターがつく。今日では全天カメラに代わり魚眼レンズが普及,画角 180~220°,一般の 35ミリカメラで撮影できる。

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百科事典マイペディアの解説

全天カメラ【ぜんてんカメラ】

天空全体を1枚の感光材料に写すためのカメラ。魚眼レンズを使用するものと,普通のカメラを下向けに支持し,カメラの直下に置かれた球(表面に銀めっきを施したガラスあるいは金属)によって反射される天空を撮影するものがある。

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世界大百科事典内の全天カメラの言及

【雲】より

…(1)雲量 全天に対し雲におおわれた部分の量を雲量と呼ぶ。雲量は肉眼で観測するほか,全天カメラ(半球状の反射鏡による雲の像を撮影するカメラ)で撮影して観測する。また近年,人工衛星により雲量を測定することも可能となった。…

※「全天カメラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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