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全海 ぜんかい

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

全海 ぜんかい

1602-1687 江戸時代前期の行者。
慶長7年6月8日生まれ。俗名は善吉といい,越後(えちご)(新潟県)蒲原郡で農業と筏(いかだ)乗りに従事する。妻子と死別し,出羽(でわ)三山のひとつ湯殿山大日坊で出家。帰郷後,観音寺のちかくの行屋にすみ,阿賀野川の筏の難所の岩をとりのぞく工事にのぞむ。死をまえに自分の遺体を土葬することを禁じて,貞享(じょうきょう)4年1月8日入定(にゅうじょう)した。86歳。即身仏(ミイラ)として観音寺にまつられている。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

全海

没年:貞享4.1.8(1687.1.19)
生年:慶長7.6.8(1602.7.26)
江戸時代の湯殿山系の即身仏(即身成仏した行者のミイラ)。新潟県鹿瀬町菱潟の観音寺に祀られる。俗名を善吉といい,農業と筏乗りを職業としていた。早く妻子と死別し,湯殿山大日坊で一世行人となる。18年間の修行ののち正保4(1647)年に帰郷し,観音寺近くの行屋に住み,筏乗りに難所として恐れられた阿賀野川の荒板,猪の鼻,立岩という大岩を取り除く大工事をした。遺体を埋葬しないよう遺言して,端座合掌して入定した。<参考文献>内藤正敏『ミイラ信仰の研究』,日本ミイラ研究グループ編『日本ミイラの研究』

(内藤正敏)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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