はちだい‐こんごうどうじ‥コンガウドウジ【八大金剛童子】
- 仏語。密教で不動明王の使者である八人の童子のこと。すなわち、慧光・慧喜・阿耨達・指徳・烏倶婆迦・清浄・
羯羅・制咜迦。手に金剛杵(こんごうしょ)を持っているところからいう。また、修験道では除魔・後世・慈悲・悪除・剣光・香精・検増・虚空の八童子をいう。八大童子。- [初出の実例]「大嶺八大こんがうどうじ、葛城は十万の満山の護法神」(出典:義経記(室町中か)七)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の八大金剛童子の言及
【八大童子】より
…[不動明王]につき従う8人の童子。八大金剛童子ともいう。一般には,慧光(えこう)童子,慧喜(えき)童子,阿耨達(あくた∥あのくた)童子,持徳(指徳)(しとく)童子,烏俱婆伽(うぐばか)童子,清浄比丘(しようじようびく),矜羯羅(こんがら)童子,制吒迦(せいたか)童子をいう。…
※「八大金剛童子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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