慧光(読み)えこう

精選版 日本国語大辞典 「慧光」の意味・読み・例文・類語

え‐こうヱクヮウ【慧光】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。仏が発する智慧(ちえ)の光。
    1. [初出の実例]「大日遍照覚王の大悲善巧の説法も、妙観察智の慧光より名号具徳をあらはせり」(出典:浄業和讚(995‐1335)中)
    2. 「六趣の群類の暝闇を照す、慧光(エクヮウ)の燈明なるに、思食準(なぞら)へて始め置れし常灯なれば」(出典太平記(14C後)五)
    3. [その他の文献]〔無量寿経‐下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android