八田与一(読み)ハッタヨイチ

デジタル大辞泉 「八田与一」の意味・読み・例文・類語

はった‐よいち【八田与一】

[1886~1942]土木技術者石川の生まれ。東京帝大を卒業後、台湾総督府の技術者として水利事業に従事。大正9年(1920)から10年を費やして烏山頭うさんとうダムを中心とする大規模な灌漑かんがい施設を完成させ、当地の農業発展に寄与した。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「八田与一」の解説

八田与一 はった-よいち

1886-1942 大正-昭和時代前期の土木技術者。
明治19年2月21日生まれ。42年東京帝大を卒業し,台湾総督府土木局につとめる。大正9年から10年をかけて南部の嘉南平野に大規模な灌漑(かんがい)施設「嘉南大圳(たいしゅう)」を完成させた。軍に徴用されフィリピンにいく途中の昭和17年5月8日乗船が撃沈され死去。57歳。石川県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む