八福田(読み)ハチフクデン

デジタル大辞泉 「八福田」の意味・読み・例文・類語

はち‐ふくでん【八福田】

仏語。敬い仕えると福徳を生じるものを、田にたとえて8種にしたもの。仏・聖人和尚おしょう阿闍梨あじゃり・僧・父・母・病人。または、仏・法・僧・知法人・遠行来人・遠去人・飢餓人・病人。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「八福田」の意味・読み・例文・類語

はち‐ふくでん【八福田】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。福徳を生ずるものを田にたとえて、八つに整理したもの。仏・聖人・和尚阿闍梨・僧・父・母・病人の八つで、これらを尊敬・供養し、あわれむときは、福果が得られるとした。異説も多い。福田
    1. [初出の実例]「天に八天、龍に八龍あり八福田(はちフクデン)あり」(出典源平盛衰記(14C前)一九)
    2. [その他の文献]〔梵網経戒本疏‐五〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android