八色鳥(読み)ヤイロチョウ

デジタル大辞泉 「八色鳥」の意味・読み・例文・類語

やいろ‐ちょう〔‐テウ〕【八色鳥】

スズメ目ヤイロチョウ科の鳥。全長約20センチ。尾が短い羽色は緑・青・黄・赤・茶・黒・白などの配色色彩に富む。夏に南日本に少数が渡来、深い森で繁殖し、冬に東南アジアへ渡る。やいろつぐみ。

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精選版 日本国語大辞典 「八色鳥」の意味・読み・例文・類語

やいろ‐ちょう‥テウ【八色鳥】

  1. 〘 名詞 〙 ヤイロチョウ科の鳥。全長約一八センチメートル。体形ツグミに似て尾が短い。頭部は茶・黒・黄、背面暗緑色後方空色。体の下面はクリーム色で、のどは白く、下腹部鮮紅色を呈する。尾羽は黒く先端は空色。アジア東南部の森林分布。日本では四国・九州などで夏鳥として繁殖するが数はきわめて少ない。原生林にすみ、鳴き声はシロペン・クロペンと聞こえる。やいろつぐみ。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「八色鳥」の解説

八色鳥 (ヤイロチョウ)

学名Pitta brachyura
動物。ヤイロチョウ科の渡り鳥

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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