公儀振り(読み)コウギブリ

デジタル大辞泉 「公儀振り」の意味・読み・例文・類語

こうぎ‐ぶり【公儀振り】

人当たり。応対態度
一座の―よき人と人の誉むれば」〈浮・永代蔵・一〉

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精選版 日本国語大辞典 「公儀振り」の意味・読み・例文・類語

こうぎ‐ぶり【公儀振】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ぶり」は接尾語 )
  2. 世間づきあいの様子交際のしかた。人づきあい。社交ぶり。
    1. [初出の実例]「一座の公儀(コウギ)ふりよき人と人の誉れば」(出典浮世草子日本永代蔵(1688)一)
  3. 公儀威光をかさにきたような態度。権威を振り回して威張る様子。
    1. [初出の実例]「ここはれと公儀ぶりを出し、書院へ通られけるが」(出典:咄本・百物語(1659)上)

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