山川 日本史小辞典 改訂新版 「六分一衆」の解説
六分一衆
ろくぶんのいちしゅう
六分一殿とも。南北朝末期の山名一族をさす言葉。1379年(康暦元・天授5)以後山名一族は12カ国の守護職を保有し,日本66カ国の6分の1を占めたのでこの称がある。具体的には山城・和泉・紀伊・丹波・丹後・但馬・因幡・伯耆・出雲・隠岐・美作・備後の各国。明徳の乱後は3カ国に削られた。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報